「働けど貧困」それは役所でも
役所の職員といえば、「雇用が保障され生活が安定している」と思われがちです。しかし財政難のなか、低賃金で不安定な非正規雇用の職員が増えているそうです。
公務員だからとパート労働法などが適用されず、非正規だからと雇用の保障もない「法の谷間」の働き手たちは、全国的に随分増えているのだそうです。
巷間いわれている公務員制度改革を語るとき、こうした「官製ワーキングプア」の存在も無視できないのではないかという意見もあります。
また一面、そんな待遇で採用しなければ「労働力」は、本当に足らないのでしょうか。ここ高松市も周辺市町村と合併し、公務員の数は余っているとも聞きます。歳出削減も、やり始めは逆に歳出増になることは十分考えられることです。
本当に「人が足らない」から採用しているのか、財源がないから非正規採用に頼らなければならないのかどうか。適性配分が出来ているのかどうか。
また姉歯秀次元一級建築士の、耐震強度偽装事件の余韻で、6月20日から先月末頃まで、全国の「建築確認申請」が受理されたはいいが、待てど暮らせど「確認済書」の交付が得られず、緊急資金の貸し出しまで取りざたされる事態となっています。要するに、建築土木の「仕事」が出来ないのです。
これについては、10月30日に国土交通省が「指針」を出したことから、全国各地での役所や民間での確認済書が出ることになるはずです。
この状況の中で、「建築主事」をおく高松市などの担当者は、悲鳴を上げています。申請に手が付けられないのが現状のようです。現場は大混乱です。退職希望まで出ています。
それでいて、姉歯秀次元一級建築士は懲役5年が重すぎるとして、控訴審まで戦い、みじめにも同じ量刑を言い渡されています。恥を知れ恥を。心情的には、無期懲役ですよ。清水建設の誤っての鉄筋不足と、姉歯秀次元一級建築士の故意の鉄筋抜きとは、質が違います。上告するか決めていないという、姉歯秀次元一級建築士です。どこまで狂った自己中なのか。
話を公務員に返します。
総務省の05年調査では、自治体の非正規職員は約45万人とも言われています。自治労傘下の現場の非正規職員は、06年度に40万人で、公務員の4人に1人に増加しています。人件費ではなく物件費で扱われるため、正確な統計はないようです。人ではなくて物として扱われています。
その賃金は200万円を大きく下回っています。180万円から160万円台に下がっています。これは公務員の一端ですが、こういう立場の人も、役所で働いているのは紛れもない事実です。