第1779回

国民投票法が成立・改憲手続き整う

いやー驚きました。国民投票法が成立したことは、当然と言えば当然ですが、それより1947年に憲法が施行されて60年を経て、はじめて改正のための具体的な手順が整備されたのですか。私は憲法96条に、「(前略)、この承認には、特別の国民投票または国会の定める選挙の際行われる投票において、その過半数の賛成を必要とする」と規定していることから、通常の衆参議員選挙投票時に合わせてやれば有効だと考えていました。

従ってこのような国民投票法などの手続きを別途定める必要があるとは認識しておらず、またその手続き法がこれまでなかったというのは、衆参院議員の政治家は、一体何をしていたのだろうか。あまりの無責任さに、憤りすら感じる。

「西郷南洲翁遺訓」を解説した稲盛和夫氏の講話には、こう書かれています。

西郷南洲は、官僚や政治家をはじめとして、国民の上に立ち、リーダーとして、天下国家の仕事をする者は、「敬天愛人」を旨として、無私の姿勢を貫くべきであると強く説いています。

「敬天」、つまり天を敬うということは、天に恥じない行動をするということであり、敬虔にして謙虚、誠実にして正義、まさに天を前にして、正しい道を敢然と実行していくことだと、西郷南洲はいっています。

また続く「愛人」、つまり天が等しく人を愛するように、人間として人々を慈しみ、思いやることが大切だともいっています。また、その人とは国民のことであり、広く国民を愛することこそが最も大切なことだともいっています。

日本人はその国民的特性として、「黄門様の印籠」や「菊の御紋」や、はたまた全く形のない「アメリカ」など、直接寵愛慈愛を受けたものではないものをも「心のシンボル」としてすり込まれ、考え方の拠り所にしているように思います。

ある例えに、沈没寸前の船からの脱出で、イギリス人へは、「女王陛下の名において」、またアメリカ人へは、「あなたには100万ドルの保険があって家族は困らない」、そして日本人には、「みなさんもう既にボートを降りましたよ」と言って説得すると言うのがあります。日本人の特性は、「みんなで・・・」。

戦後60年と言えば、人間界における還暦です。生まれ変わるという説もあります。この際3年の猶予があるのですから、十分な議論を直ちに開始して欲しいてものです。安倍晋三内閣の長期政権と憲法改正がなるか、烏合の衆(渡辺秀央元郵政相らの造反)の民主党の政権奪取に繋がるか、夏の参議院選挙が「憲法改正」というお題目の是非を問う分かりやすい選挙になると思います。さあ良く聴いて、一票を投じませんか。

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