防衛省から靖国神社遊就館へ
飯田橋のホテルから、市ヶ谷の「防衛省」へマイクロバス移動です。六本木の敷地を売却したことから、
六本木にあった機能が、この市ヶ谷と昨日の朝霞へ移転しています。それにしても、大都会の真ん中に、
よくもこれほどの敷地が維持できているなと、実に感心しました。
この市ヶ谷駐屯地(当時)は、昭和45年11月25日、三島由紀夫ら「縦の会」のメンバーが立て籠もり、自決したところとして有名です。
私もこの時の出来事は、鮮明に覚えています。国語の先生から、三島由紀夫の「ノーベル文学賞は確実」という話しを聞いて、著作を読んでいたときの出来事でした。その「市ヶ谷記念館」が移築して、残されています。
有名な東京裁判が、この大講堂で開廷されています。
その昔、「大本営発」という枕詞になった、「大本営」もこの敷地内にあります。今は立入禁止となっています。
市ヶ谷地区の敷地は、約23ヘクタールあり、敷地内に起居する自衛官を含め、約1万人の職員が勤務するために必要な施設が配置されています。
ABCDE塔と、隊舎(宿舎)と厚生棟があります。また運動場や、殉職者慰霊碑があります。そして何と言っても特徴的なのは、220メートルに及ぶ通信鉄塔です。
正直、これほどまでの施設が必要なのかと思いました。何があって1万人ものマンパワーが必要なのか、疑問に感じました。
聴くと外部からの事務官も勤務しているということで、「防衛庁」が「防衛省」になったからといって
急に増員した訳ではないようですが、それにしても施設規模・人員共に巨大組織の印象が強くしました。
そこに県立三本松高校出身の「高嶋博視」海上幕僚監部人事教育部長がいらっしゃいました。今回の同行者に、部長の従兄弟さんが居て、われわれも名刺交換が出来ました。階級は、「海将補」となっていました。昔で言う「少将」です。上が2つだけです。
いろいろ見て聴いて大変勉強になりましたが、私は、「市ヶ谷記念館」がやはり印象的でした。ここに勤務されている防衛事務官「井上靖史」さんの解説が、興味深いものでした。私の好物であります、「教育勅語」の印刷も、個人的にと断りながらお土産に下さいました。「子は親に孝養をつくし、
兄弟、姉妹は互いに力を合わせて助け合い、夫婦は仲むつまじく解け合い、友人は胸襟を開いて信じ合い・・・」と書かれています。そしてこの勅語の最後は、(天皇は国民に)「コイねがう」と表現して締めています。
東京裁判の時、被告弁護でアメリカ人が着任したそうです。その弁護士が、被告弁護の過程で、アメリカの日本国土空襲(非戦闘員の殺戮は国際法上の罪)と広島・長崎の原爆投下に言及したとき、アメリカ人裁判官は休廷を宣し、その弁護士をアメリカへ帰して、弁護士無しで裁判を続けたそうです。
パル判決には、被告は無罪と書いてもあります。井上氏によると、後から作った法律で被告人を有罪にしたと言い切っていました。
それから後、靖国神社に参拝し、戦争記念館である「遊就館」を見学しました。先の大戦が「自衛戦争」であるとの主張が随所に盛り込まれていて、日本は欧米の挑発に、分かっていながら義理のために戦争に突入したものであると自己弁護しています。義理の本来の意味は「正義の道理」(新渡戸稲造著<武士道>)で、今は義務と同一視されているが、本来は異なるものです。
大東亜戦争の開戦に、日本が全く罪がないとは言えないと思います。領土の拡大、満州国の成長発展とか、それは為政者にはあったでしょう。
それにしてもひとつ大切なことに気づきました。私たちはこれまでタブー視してきた、「靖国参拝」「A級戦犯」「憲法改正」「自衛隊の日本正規軍認定」「核兵器」「国会議員数」「公務員改革」「歴史教科書」「2つの中国」「北朝鮮問題」「北方領土等の領土問題」などなどディベートする時が来たなと思いました。
防衛省庁舎配置図 http://www.miss.a-ark.net/company/diary/files/CIMG2299.jpg
東京裁判風景。左端が裁判長席、右が被告席です。正面は上が同時通訳で、下がGHQのVIP席です。 http://www.miss.a-ark.net/company/diary/files/CIMG2306.jpg
井上靖史防衛事務官は「歴史」を見続けています。 http://www.miss.a-ark.net/company/diary/files/CIMG2314.jpg
220メートルの通信塔とA棟B棟E棟。 http://www.miss.a-ark.net/company/diary/files/CIMG2315.jpg
殉職者慰霊の場です。 http://www.miss.a-ark.net/company/diary/files/CIMG2316.jpg
防衛省の入口は厳戒態勢です。全員身分書の提示を求めます。 http://www.miss.a-ark.net/company/diary/files/CIMG2317.jpg
14㎏の防弾チョッキと14㎏のリュックを背負う私。 http://www.miss.a-ark.net/company/diary/files/CIMG2292.jpg