第8091回

おわら風の盆2023BSNHK特番を観て

今年も、富山県八尾のおわら風の盆が9月1日から三日間開催される。BSNHKの特別番組で、昨年のまつり風景が解説付きで紹介されています。8月は全国的に夏まつりが盛んで、日本も広いもので津々浦々の踊りから花火、またその両方がミックスされたモノ、色とりどりで面白い。このところのゲリラ豪雨で、延期や中止も余儀なくされるのですが、NHKの特別番組で紹介されるのはその中でもレベルが高い。

私も何度か『おわら風の盆』を見に行ったのですが、ほぼ1年を通して練習などの準備に追われると今日の番組を観て知りました。最初に盛和塾香川の平田喜一郎代表と行ったのが最初で、この時はまつりの後でしたが、門々に『まつりへの協力に感謝』の張り紙があって、この町の住民の意識の高さを感じました。次は当然生まつりを観るべく、埼玉の栗原ファミリーをたきつけて見に行きました。富山の食事はどこも美味しかったのですが、これほどまでに『米』が美味いかと驚きました。

金沢は観光地で同じモノでも高いのですが、富山のそれは、実にリーズナブルな価格でこれにも感動しました。富山は山も高く海も深いのです、その上下差が、人の生活にも反映されているように思いました。富山の食材も感動モノでしたが、富山の鋳造技術にはまた段違いにレベルの高さを感じました。平成乙女の像の鋳造も富山でしたが、折しも鋳造現場を見る機会に恵まれました。

さて『おわら風の盆』ですが、地元密着型催事ですが、住民の執念みたいなモノを感じます。『まゆ』の生産で財をなし、その旦那衆が遊んだところから芸が息づいたようで、その町内ではいまだに伝統を守っています。ややもすると腐食したい歴史も代々継承されていますが、昭和期に振り付け師を招聘し、さらにギア―アップして今日に至っています。

同年兵の宮沢隆(にじゅういち出版代表)氏大変なフアンで、ほぼ毎年参加しているようです。まつりはややもすると大型化して、きらびやかさが売りになりますが、この『おわら風の盆』は白黒写真が似合うまつりです。まつりという概念は住民にはないのかもしれません。もう一つ高橋治氏が新潮文庫から上梓している『風の盆恋歌』も良く出来た紹介文です。これを読んで来たというファンも、きっと多いのでしょう。

この番組は、2023年9月つまり昨年の『おわら風の盆』が終わっても放映されています。NHKエンタープライズの戦略も、貢献しています。

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