公益財団法人オイスカ四国支部第355回常任幹事会

月一の、定例会議であります。場所は綾川町にある『四国研修センター』です。職員は変わらず、毎日『賽の河原の石積み』のように、海外研修生の指導に当たっています。この日の美馬幹晃四国研修センター所長は、冒頭、9名いる研修生のうちの一人である、パプアニューギニア(PNG)からの男性研修生を帰国させることになった経緯を報告していました。私は初めてのことで、驚きました。
彼は先々月(5月)規則違反(夜間私用外出禁止)で、1枚のイエローカード(訓告)をもらっていました。そして先月(6月)センター敷地内禁煙の禁を破り、2枚目の訓告となり、公益財団法人オイスカ本部とパプアニューギニア(PNG)現地のオイスカデスクと協議し、帰国させることになったようです。背景には今年、パプアニューギニア(PNG)から男女各2名の日本での研修希望者があり、うち各1名を現地の判断で日本へ招いたという経緯がありました。
特に力を入れていたパプアニューギニア(PNG)からの研修生ですが、2月に日本へ来て、日本語教育を農業実習と並行して行います。もちろん現地での日本語教育も優秀だから来日しているのですから、日本語の基礎は出来ているはずです。加えて来日してさらなる日本語教育をし、優秀な研修生は日本語検定に合格して12月に帰国します。それが30歳を過ぎると、私も感じるのですが語学研修は辛いのです。それは理解するのですが、規則を破る愚行は許されません。
オイスカの海外研修生制度は、世界各地にあるオイスカ施設からの推薦で、国内4つの研修センターへ来ます。その際の航空運賃や日本国内での交通費、さらには滞在中の小遣いまで支給します。原則10ヶ月ですが、20ヶ月コースもあります。もちろんその間の宿泊・飲食費は、各センターの全額負担であります。このようにある意味手厚い支援の元、派遣国や地域のリーダー養成を目的として戦後から続いています。
このたびの毅然とした判断に、私は賛成です。これまでの5~6名から今年は9名にまで増やして、海外研修センターのリクエストに応えています。毅然とした態度で、『四国研修センター』は厳しいところだということを再認識してもらうことが、私は大事だと思います。規則も突然押しつけられたものではなく、事前の派遣契約に盛り込まれていることで、可哀想だから「いいわいいわ」で済ますことではありません。
『小善と大善』いつも寛大な美馬幹晃四国研修センター所長ですが、泣いて馬謖を斬る決断も、所長として求められるところです。同時に発表された日本に4カ所ある研修センターの一つ『西日本研修センター』が、研修生が育てた安心・安全な旬野菜をお届けするとして、6,000円~30,000円の選べる支援コースを企画しクラウドファンディングを始めていることが紹介されました。
これは『四国研修センター』でも、真似てやるべきだという意見が大勢を占めました。ただし値段の設定には、再考を要するという苦言もありました。公益財団法人オイスカは、独立独歩、独自路線を歩んでまいります。その一端を四国在住のみなさまに披露するため、『オイスカ夏のつどい』にお招きします。とは言いながら参加費が大人5,000円程度、小中学生3,000円かかります。バーベキューをやって、研修生と交流する機会を計画しています。
場所は綾川町陶5179-1の四国研修センターですが、田舎なもので、コトデン陶駅から研修センター間の送迎バスを出します。アルコール提供もありますので、必要であれば、私もマイカーで送迎します。センターで採れた野菜が堪能できます。もちろん肉もありますよ。