第2734回

またまた優秀機械対高齢化人間の戦い模様

この実話は、混雑する年末の銀行ATM(窓口業務の機械版、お金の出し入れなどが出来る)で、その日が支払期日の40万円程の「振込」のために、悪戦苦闘した物語りです。

私は還暦近いのですが、年の割には機械音痴ではないと自負しています。がしかし、ここに大きな過信がありました。ATMに向かい、銀行指定、支店確定、口座番号入力振込人氏名等を入れた後に、振込人の電話番号の入力画面になりました。ここまでは順調です。

電話番号を入力して「確認」を押すと、再度電話番号を聞いてくるのです。コンピュータのIDやパスワードも2度聞いてきますよね。私は念のために再入力をさせるのだと考えて、何の疑問も持ちませんでした。

3度入力したとたんに、どうしたことか最初の画面に戻ってしまうのです。「おかしいどこかミスがあるな」と思いながら、丁寧に再入力をしました。2度目の入力は、やはり早いですね。先ほどより短時間で、同じように電話番号の入力画面になりました。

結果はご丁寧に、また最初の画面に戻ってしまいました。後ろを振り向くと機械が3台あるにも拘わらず、ATMに長い列が出来ています。流石にこうなると焦りますね。しかし「もうダメだと思ったところがスタート」と稲盛和夫塾長はおっしゃいます。

3度目の電話番号までこぎ着けて、ここからが問題だと自覚をして冷静を装いました。見るとテンキーの下横に「-」があります。これは目から鱗です。要するにこれまで何度も「0878880011」(実際に入力したのは自宅番号ですが)と入力していたのです。

それを「087-888-0011」とハイフォンを入力したら、次の画面へと難関突破です。やったと思いながら金額を入れたら、何と取り扱いできない旨のメッセージが現れました。怒るでほんまに、前を見ても上限10万円(後に窓口で聞きました)というメッセージはありません。散々人を愚弄して、この機械は何を考えているのか。

そうですね機械が考える訳ないじゃないのと思い直し、諦めて窓口へ行きました。振込用紙にすべて記入してから、その用紙が、同銀行宛の振込用紙であることに気が付きました。当然振込先は別の銀行です。また日付から書き直しです。

極めつけは、電話番号を書くところがあって、それには「-」を書くところがないのです。機械では「-」がないからダメだと却下までして(心情的には注意文を入れて訂正できるようにして欲しい。これまでの入力が無効というのは片腹痛い)、手書きは「-」を入れたらダメだというのは、高齢社会を銀行は何と考えているのだ。

と怒りながらも、窓口がなかなか手早いのに感心しました。これからは直接窓口で手続きするのも、優れた裏技かなと思いました。やはり人対人が理想ですよね。

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