香川県信用保証協会60周年記念講演会






香川県信用保証協会は、中小企業者が金融機関から融資を受ける際、「公的保証人」として支援する信用保証協会法に基づく専門機関で、県市町・金融機関などから出資を受けて昭和24(1949)年10月1日に営業を開始したそうです。私の生まれる前の話しです。
香川県内の中小企業者数は3万6千者で、そのうち約3割の中小企業者が総額千6百億円(保証債務残高)を超える信用保証を利用しており、協会は中小企業の振興と地域経済の活力ある発展に寄与しています。単純平均で1者(社)、1500万円の借金の保証をしてくれている訳です。
そこで本日、創業60周年を迎えるにあたり、利用者をはじめ関係機関、県民の方々に感謝の意を表し、協会の信用保証制度が持続し発展していくことを祈念して講演会を開催したのだそうです。
昭和24年ですから、まだ戦後経済復興の道半ば、金融制度にバイパスを付けたのでしょうが、今となっては融資そのものから保証をはずせば、この協会はなくて良いのではないでしょうか。川北文雄前副知事が、現会長に就任しています。
しかしそんなことは私にはあまり興味がなくて、今日は梅原利之さんが講師と聞いて聴講しました。先に中村武日銀高松支店長の「香川の解説」が30分間あって、梅原利之氏の話が1時間でした。ともに「香川を元気に!」がキーワードでした。
実は過日、高松冬のまつり総合プロデューサー岡内修三さんと話ししていた時に、昨年大成功した「世界麺フェスタ」で、梅原利之さんに大変教えられたと何回も言うもので、いろいろな人から巷説は聞いていましたが、本日梅原氏の生の声が聴けるとあって、喜んで30分も前に高松テルサへ駆けつけました。
結果は期待以上でした。「観光交流による今後の四国・香川の活性化について」、これが1時間では実に勿体ない。13年前に、国鉄から四国旅客鉄道の専務に転身されて、JR四国社長から現相談役。観光協会会長など、「観光は21世紀の世界的基幹産業」と位置づけて、その旗振りを自らが実践されているお方です。
日本人は物作り民族ですから、出来上がった成果物にはお代を払いますが、これは見えるものだけで、見えない成果、例えば「ノウハウ」や「コンサルティングフィー」などにはお金を払わない、つまりその価値を認めようとしない集団です。
これに対して観光は、形がないものを提供する訳でが、フランスが国別入国者数世界一で年間7600万人の入国者(大半が観光客)があります。人口は6200万人ですから、123%と定住人口より多い人が訪れています。
内需振興型産業、地域活性化の切り札、国際文化交流の促進、どの角度から切っても「観光」という字が飛び出しそうです。
来年が「宇高航路100周年」であり、5月から6月にかけて「船の祭典2010」を開催し、「瀬戸内海国際芸術祭」を7月から10月に予定しています。またその前に、「第2回高松国際ピアノコンクール」が開催されます。
昨日小欄に書いた「瀬戸内海サヌカイトコンサート」も、来年3月まで予定していますが、すべてが2010年イベントに繋がっている訳です。
それぞれの主体が違うのですが、微妙に重なり合い、「備讃瀬戸」を舞台に相乗効果を発揮して、「讃岐」が今の香川県であることを全国へPRしたいものです。