長期優良住宅に関する技術講習会
平成20年12月5日公布の「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」の、建築士相手の講習会でした。主催は「一般社団法人住宅性能評価・表示協会」と「香川県住宅・建築関係事業者支援協議会」という聞き慣れない組織です。
内容は、法律の施行(6月4日だそうです。この日から申請を受け付けるとのこと。ビックリ)前に、長期にわたり良好な状態で(住宅を)使用するための措置が、その構造及び設備について講じられた優良な住宅の普及を促進するため、長期優良住宅建築等設計に係る認定基準等の(解説)講習を実施し、住宅・建築関係事業者の技術力の向上を目的としますと書かれています。
以上が講習会の目的ですが、実に分かりにくいものだと感じて、受講しに行きました。私は木造建築士ですから、さほど意味のないものかもしれませんが、要するに「いいものをつくって、きちんと手入れをして、長く大切に使う」という質の高い住宅ストックを形成しようというものです。
そのために法律を作り、アメ法の税制優遇を取り込み、手厚い予算化をしている訳です。それは皆様も記憶に新しいと思うのですが、福田首相が突如言い出した200年住宅の政府の構想の具体策の一端です。
考えられる背景は、少子高齢化の進展による福祉負担の増大と地球環境問題と言われる廃棄物問題の深刻化等があると思います。延長線上は、これから世代の年金問題もあると思います。これについてはまた別の機会に書きたいと思います。
住宅の長期優良化は、建築のみならず不動産業界にあっても非常に大きな変化です。中古市場の10年先を想像すると、「長期優良住宅」に該当する住宅とそうでない建物の評価は、自ずと変化が見られると思います。
言えることはこの10年先の結果の入口は、今のここからだと言うことです。条件を満たすのはなかなかハードルが高そうです。そのためのコスト高も、アメ法(アメとむちのアメです)で、所得税等の減額等でカバーしています。