第1897回

夏の光by田村優之

読むきっかけになったのは、御尊父「田村日出男㈱宗家久つ和堂社長」氏の中小企業家同友会全国協議会の機関誌に掲載された、「終戦の思いで」の投稿記事でした。投稿と言ってもリクエスト原稿ですが、偶然に田村日出男さんの記事を見かけて、その感想を失礼ながら氏にはがきを出したのです。

その返信に、同友会で割愛された記事の生原稿と、ご子息田村優之さんの小説を紹介されました。

恥ずかしながら、私が読んだ田村優之の小説は、これが二作目です。一作目の感想を聞かれた私は、生意気にも「未完成」と評したと思います。

この作品は、帯に書かれている通り「圧倒的な完成度と衝撃の結末。涙なしには読み終えない傑作エンターテイメント小説!」まさにその通りの読後感でした。すべてが完璧です。これ以上の校正はないでしょう。参りました。

マリンライナー(岡山から瀬戸大橋線を経由して高松を往復している人気路線)が、瀬戸大橋に掛かる頃、最後の章を読み始めました。

書いてあるとおり、注文通り、私も泣きました。

私もこれほど完璧ではありませんが、似た話を経験しています。先月「ご学友」との懇親会でも、そんな話が出ていました。

最近は、経営書しか読んでない私の五臓六腑に、汗と涙と血液と生理液が染み渡りました。身も心も頭も、お陰で元気になりました。

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