会長日記

第8630回

政治経済学部とは良くしたモノだ

この年になって、政治経済学部を卒業したことに意義を感じています。学業を極めたという感じはありませんが、昨今の日本国の有り様はまさに政治経済事情に尽きるように思います。まずは政治の世界ですが、1月23日の国会召集日の冒頭解散、27日公示、そして2月8日投開票という季節的最悪期の選挙でした。この時期の解散は過去に1990年に一度あるだけ。苦し紛れの、最も嫌がられる選挙日程でした。さらに驚くべきことは、今回の選挙結果で、高市早苗自民党は戦後初めて単独で、3分の2の議席を占め圧勝したのです。

これに反して立憲民主党と公明党が選挙直前に合流した『中道改革連合』は大敗を喫し、旧民主党政権で中核を担った小沢一郎氏、岡田克也氏、枝野幸男氏、安住淳氏らが次々と落選した。国会の風景が、がらりと変わった。この変化をもたらした第51回選挙は、異例ずくめ、非常識の事態だった。この政局を自らつくり、この非常識をうち…

続きを読む

第8629回

バレンタインコンサートin高松赤十字病院

2026年2月13日(金)16時半から標題の音楽会が開かれるとの告知を見て、駆けつけました。演奏するのは高松高校オーケストラ部、総勢10人くらいの規模感です。院内はまだマスクが必携で、学生さんもマスクを付けています。したがってオーケストラ構成の中に、木管・金管などの吹く楽器はありません。私は音楽も全く分かりませんが、一定の掟があるのでしょうね。

高松高校は、県下第一の進学校ですが、現役OBを捲き込んで第9演奏会が12月11日に開催されます。高松高校の「第九」演奏会は、1988年から続く伝統行事で、2025年で38回目。生徒・卒業生・市民が一体となる、香川県内でも特に歴史ある学校行事の一つです。参加者は生徒・卒業生・市民ら 約339名。指揮は山田英司教諭、構成団体が高高第九管弦楽団(オーケストラ部・吹奏楽委員会・卒業生)と高高第九合唱団(1年音楽選択者・音楽部・職員・一般参加者)

この大…

続きを読む

第8628回

大谷翔平に見る商売繁盛の基本8/8最後になります

大谷翔平選手を事業者として紹介する社会教育家・田中真澄氏の取り組ですが、その収入が日本円で約1050億円ですから、彼ほど成功した個人事業主はいないと言えます。田中氏は、金額のことはほとんど問題にしていませんが、その額が間違いなく世界一流水準にありそれ以上に、目の前の仕事に打ち込むことが美しいとまとめています。これは大谷翔平選手に限ったことでなく、退職後自営業に励む人にもエールを贈っています。

大谷翔平選手が、日米を通じてあれほどの人気になっているのは、彼の心構えが人並み以上に良いからだと受け止め、私たちもまず心構えを磨くことから、人生を再スタートしていくべきだと思います。心構えは、2つの習慣から形成されます。1つは『行動』の習慣です。もう1つは『考え方』の習慣です。この2つの習慣を毎日磨き続け、良い条件反射として身につけていくことです。

大谷は、この2つの習慣を、小学校時代から親に言わ…

続きを読む

第8627回

大谷翔平に見る商売繁盛の基本7/8

企業家から日本を代表する事業家として成功した二デックス(旧日本電産)の創業者・永守重信氏は、ベンチャービジネスに挑戦する若き事業者に対してベンチャーキャピタルを用意し、5年間に35社に対して資本的に応援した結果、成功したのは1社しかなかったことに関して、「中小企業が生きていくには、人の2倍働けばいい。必ず、這い上がっていける。しかし、ハードワークを嫌がり、ちょっと順調だとすぐクルマだとか家だとかにお金を使ってしまう情けない人が多すぎる。どうしてたった10年間、ハードワークを続けられないのか」と。

この永守重信氏の話は30年前のものですが、起業を志す人間の志としては、今も変わらないはずです。しかし現在の日本は自己中心の思想が強くなり、かつIT社会になってきたこともあり、この永守氏の話に反発しても、それを自分の問題として受け止め、考え直す人は益々減ってきているように感じます。

そして政府も…

続きを読む

第8626回

大谷翔平に見る商売繁盛の基本6/8

第4章は、『ことばの有効活用で形成する対人力』。私たちが使う言葉には言語(バーバルコミュニケーション)と、非言語(ノンバーバルコミュニケーション)の2種類があるようです。さらに前者は『話し言葉』と『読み言葉』と『書き言葉』の3つがあり、学校の『国語教育』の授業でも家庭でも両親を通じて、それなりに学んできたモノです。ところが後者は、関心すら寄せる機会がありませんでした。

非言語とは、言語以外の表情・声・動作・姿勢などです。近年は海外との交流が盛んになり、普通の人でも外国人との対話の機会も増えてきたことで、この非言語の重要性が高まってきています。アメリカの心理学者アルバート・メラビアンは、1971(昭和46)年に話し手が聴き手に与える影響を、視覚情報55%、聴覚情報38%、言語情報7%と数値化した論文を発表しています。

この数値は、言語以外が93%と大きな割合になっています。すなわち非言語…

続きを読む

第8625回

大谷翔平に見る商売繁盛の基本5/8

社会教育家・田中真澄氏が上梓した『大谷翔平に見る商売繁盛の基本』から、これまで4日間で、大谷翔平選手は個人経営者で、早くから100年人生の計画を着実に行動に移している課程をまとめています。著者の田中真澄氏は、日本経済新聞に勤務され、その後その身に付けたスキルを武器に独立し、今では社会教育家として成功している人物です。ある意味サクセスストーリーで、鼻につくところも散見されます。

これからの100年人生で、サラリーマンが65歳で退職した後、100歳までの35年間とは言いませんが、仮に90歳までの25年間をどう生きていくかを問う一冊です。その成功例に大谷翔平選手を起用し、どちらかというと社会教育家・田中真澄氏のような比較的多くいるサラリーマン経験者と、大谷翔平選手のようなアスリートの引退後の人生をかぶせています。要するに、『健康寿命をいかに生きるか』がテーマの一つだと言えると思います。

大谷…

続きを読む

第8624回

大谷翔平に見る商売繁盛の基本4/8

衆議院選挙が終わり、『東洋の鉄の女=高市早苗』が誕生しました。有史以来日本は、困った時には女帝が登場しています。卑弥呼のイメージとは少し違いますが、天照大神より周りの声に耳を傾けそうです。大谷の第4弾、第2章の5に『3つの平等な財産の関係性とその活用』に、稲盛和夫氏の成功の方程式、『人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力』が登場しています。著者の田中真澄氏はある種、評論家です。

心のあり方をしっかり持つことの大切さを、現代人はあまり重視しなくなりました。稲盛和夫塾長は『心のあり方持ち方が一番大事だ』と唱えています。2010年2月、稲盛氏が経営破綻した日本航空に再建のために乗り込んだ時、それまでの古い幹部は、稲盛氏の説く考え方を、『そんな当たり前のこと』としたそうです。そんな子どもでも分かることが出来なかった、だから倒産したのです。

今の大企業の幹部も一般社員も、そういう受け止め方をする人…

続きを読む

第8623回

大谷翔平に見る商売繁盛の基本3/8

アメリカでは1960(昭和35)年代以降、大資本の攻勢が日本以上に強く、それこそ善悪よりも損得の価値観が先行する社会になっていき、一般の人々の小さな善意がそれほど評価されない社会になりつつあったのだと思います。時は流れそんな時に、大谷翔平選手の人間としての善意・正直・情熱・謙虚な良い行為が、アメリカ国民の前で示されたのです。

かつてのアメリカ人の大半が白人であった頃は、大谷翔平選手のように心優しく人々に対しても寛大な人々で満ちていたはずです。それが大資本攻勢の与える影響が世の中に浸透して行った結果、人々の間に大きな経済格差が生まれていきました。そのことによって、金持ち階級の人々の間に尊大さが生まれ、低所得者に対して非道徳的・非倫理的な態度で接する社会的風潮が形成されていったのだと思います。

そこへ大谷翔平選手が登場したことで、アメリカの金持ちもそうでない人も、損得の価値観で生きるより、…

続きを読む

第8622回

大谷翔平に見る商売繁盛の基本2/8

パルス出版から上梓された初版第1刷、社会教育家・田中真澄氏の標題の著書から紹介しています。昨日を思い出してください田中真澄氏のフィロソフィーは、『よい習慣を本気で実践し、物事の処理を素早く行動に移すこと』。これが成功の秘訣だし、大谷翔平選手の場合も、このお題目が見事に当てはまるというのです。今日は第1章『大谷翔平は日本の伝統が生んだ賜物』から、拾ってみます。

日本人はよい習慣を大切にしてきた民族で、現在世界中で、よい習慣を最も実践しているのは日本人だと言うことです。時は明治以前まで遡りますが、明治時代の文明開化の影響を受ける前の日本人を、来日した欧米の知識人はどう観察していたのか。その一つに、カール・ツンベルク(1743~1828)の『江戸参府随行記』(平凡社東洋文庫)があります。

これによると、国民は大変に寛容でしかも善良である。やさしさや親切をもってすれば、国民を指導し動かすことも…

続きを読む

第8621回

大谷翔平に見る商売繁盛の基本1/8

令和6年6月20日パルス出版から上梓された初版第1刷、社会教育家・田中真澄氏の著書です。私の書庫から発見したモノですが、何の機会に購入したのか記憶にないのですが、モチーフが大谷翔平選手ですからつい「これを読んでみようか」と手に取りました。読み進めるとなかなか含蓄の多い表現が散見され、思わず遅読になり、小欄の読者にも紹介すべき内容を多く含んでいるように思い、いつもと違い、丁寧に紹介しようと考えました。

今日が初めてで、紙幅が使えますから、まず序章の『大谷翔平が体現している商売繁盛の基本体系』から始めます。その前に著者の人物像に触れておきますが、社会教育家・田中真澄氏は1936(昭和11)年福岡県生まれ、御年90歳の個人事業主(自らの表現)。東京教育大(現筑波大)卒で、日本経済新聞に入社、将来は独立して社会教育家を肩書きとする自営業主(個人事業主)として年中無休・終身現役を貫くべく、準備をし…

続きを読む

電話で相談 メールで相談